はじめに
妊娠35週になると、赤ちゃんの成長も著しく、お腹の重みが増してきます。この時期に「お腹が痛い」と感じることは珍しくありません。痛みは、突然ズキッとくるものから、ジワジワと鈍く続くものまで、さまざまな種類があります。また、痛み以外にも、発熱などの他の症状を伴うこともあります。この記事では、妊娠35週で感じるお腹の痛みの原因と、ご自身でできる対処法について、わかりやすく解説していきます。
考えられる原因
35週のお腹の痛みには、様々な原因が考えられます。以下に、可能性のあるものをいくつかご紹介します。
- 妊娠に伴う体の変化: 子宮が大きくなることで、内臓が圧迫されたり、靭帯が引っ張られたりして痛みを感じることがあります。また、赤ちゃんの成長による体のバランスの変化も、痛みの原因となることがあります。
- 便秘やガス: 妊娠中はホルモンの影響で腸の動きが鈍くなりやすく、便秘になりがちです。便秘やガスが溜まることによって、お腹の張りや痛みが生じることがあります。
- 切迫早産の兆候: 妊娠35週は、出産が近づいてくる時期です。子宮収縮が始まり、お腹の張りや痛みとして現れることがあります。
- その他の要因: 食中毒、消化不良、体勢、ストレスなど、妊娠中に関わらずお腹の痛みを引き起こす原因は多岐にわたります。
よくある症状
35週でのお腹の痛みには、以下のような症状が見られることがあります。
- チクチクする痛み、鈍い痛み: 持続したり、断続的に現れたりします。
- お腹の張り: 子宮が収縮すると、お腹が硬くなることがあります。
- 吐き気や嘔吐: 消化不良などによって、吐き気や嘔吐を伴うことがあります。
- 下痢: 食中毒などによって、下痢になることがあります。
- 出血やおりものの変化: 切迫早産の兆候として、出血やおりものの量の増加、色の変化が見られることがあります。
- 腰痛: お腹の重さによる姿勢の変化や、骨盤の負担増加により、腰痛を伴うことがあります。
解決策とご自宅でのケア
妊娠35週でお腹の痛みを感じた場合、まずはご自身でできるケアを試してみましょう。
- 安静にする: 痛みがある場合は、横になって安静にしましょう。
- 体勢を変える: 楽な体勢を見つけましょう。横向きに寝る、クッションで体を支えるなど、様々な体勢を試してみてください。
- 水分補給をする: 脱水症状は、お腹の痛みを悪化させる可能性があります。こまめに水分を補給しましょう。
- 食事に気を付ける: 消化の良いものを食べ、刺激物を避けましょう。便秘気味の場合は、食物繊維を多く含む食品を積極的に摂りましょう。
- お腹を温める: 蒸しタオルや湯たんぽなどを使って、お腹を温めるのも効果的です。ただし、熱すぎると逆効果になることもあるので、注意してください。
- 規則正しい生活を送る: 睡眠を十分にとり、ストレスを溜めないように心がけましょう。
- 呼吸法を試す: リラックスできる呼吸法を試してみましょう。ゆっくりと深呼吸することで、痛みが和らぐことがあります。
- 市販薬の使用: 医師に相談の上、安全な範囲で市販薬を使用することも可能です。
もし便秘気味の場合:
- 食物繊維を多く含む食品を摂る: 野菜、果物、海藻などを積極的に食べましょう。
- 水分を多く摂る: 水分を十分に摂ることで、便を柔らかくし、排便を促すことができます。
- 軽い運動をする: 適度な運動は、腸の蠕動運動を活発にし、便秘解消に役立ちます。ウォーキングなど、無理のない範囲で運動を取り入れましょう。
医療機関を受診すべき時
以下の症状が見られる場合は、すぐに医療機関を受診してください。
- 痛みがひどく、我慢できない場合
- 出血がある場合
- 破水した場合
- 高熱が出た場合
- お腹の張り(子宮収縮)が1時間に4回以上ある場合
- 赤ちゃんの動きが少ない場合
- その他、気になる症状がある場合
まとめ
妊娠35週でのお腹の痛みは、妊娠に伴う体の変化や、便秘、切迫早産など、様々な原因で起こります。ご自身でできるケアを試しながら、症状が改善しない場合や、気になる症状がある場合は、必ず医師に相談してください。
ほとんどの場合、適切なケアと休息によって、お腹の痛みは改善します。普段からバランスの取れた食事、適度な運動、十分な睡眠を心がけ、健やかなマタニティライフを送りましょう。