症状・原因・対処法を丁寧に解説

お腹 痛い 妊娠 後期:原因と対処法、安心できる自宅ケア

はじめに

妊娠後期に入り、お腹の痛みを感じると、多くの妊婦さんは不安になるものです。この時期のお腹の痛みは、様々な原因で起こり、その種類も様々です。突然ズキッとくるような痛みもあれば、鈍い痛みが徐々に強くなることもあります。また、熱などの他の症状を伴う場合もあれば、痛みだけの場合もあります。今回は、妊娠後期にお腹が痛いと感じたときに考えられる原因と、ご自身でできる対処法、そして、いつ医療機関を受診すべきかについて、わかりやすく解説していきます。不安な気持ちを少しでも和らげ、安心して妊娠後期を過ごせるよう、一緒に学んでいきましょう。

お腹の痛みと妊娠

考えられる原因

妊娠後期にお腹が痛いと感じる原因は、多岐にわたります。以下に、主な原因をいくつか挙げてみましょう。

  • 体の変化: 妊娠が進むにつれて、子宮が大きくなり、内臓が圧迫されることで痛みを感じやすくなります。また、赤ちゃんの体重が増加することも、お腹の負担を大きくする要因となります。
  • 子宮収縮: 出産に向けて子宮が収縮する準備段階として、お腹の張りや痛みを感じることがあります。これは、生理痛のような痛みとして現れることもあります。
  • 便秘: 妊娠中はホルモンの影響で腸の動きが鈍くなり、便秘になりやすくなります。便秘によってお腹が張ったり、痛みを感じたりすることがあります。
  • 消化不良: 食生活の変化や、つわりの影響が残っている場合など、消化不良を起こしやすくなります。消化不良は、お腹の痛みや不快感を引き起こすことがあります。
  • 妊娠に伴う疾患: 妊娠高血圧症候群や、切迫早産など、妊娠に伴う疾患が原因で、お腹の痛みが生じることもあります。
  • その他の要因: 姿勢の悪さや、冷え、疲労、ストレスなども、お腹の痛みを引き起こす可能性があります。

よく見られる症状

お腹の痛みと一緒に、以下のような症状が現れる場合があります。

  • お腹の張り: 子宮収縮や便秘などによって、お腹が張る感じがすることがあります。
  • 腰痛: 大きくなったお腹を支えるために、腰に負担がかかり、腰痛を伴うことがあります。
  • 吐き気や嘔吐: 消化不良や、妊娠中のホルモンバランスの変化によって、吐き気や嘔吐を感じることがあります。
  • 頻尿: 大きくなった子宮が膀胱を圧迫することで、頻尿になることがあります。
  • おりものの変化: おりものの量が増えたり、色や粘り気が変化したりすることがあります。
  • 発熱: 感染症などによって、発熱を伴うことがあります。
  • 下痢: 食あたりや消化不良などによって、下痢になることがあります。

これらの症状は、お腹の痛みと同時に現れることもあれば、単独で現れることもあります。

自宅での対処法とケア

妊娠後期のお腹の痛みに対して、自宅でできる対処法はたくさんあります。

  • 休息をとる: 体を休ませることは、痛みを和らげるために非常に重要です。横になったり、楽な姿勢で休んだりして、心身ともにリラックスしましょう。
  • 水分補給: 脱水症状は、お腹の痛みを悪化させる可能性があります。こまめに水分を補給し、脱水を予防しましょう。
  • 食事に気を付ける: 消化の良い食事を心がけ、便秘にならないように、食物繊維を多く含む食品を積極的に摂取しましょう。ヨーグルトやオリゴ糖などもおすすめです。
  • 体を温める: 冷えは、お腹の痛みを悪化させる可能性があります。お風呂に入ったり、温かい飲み物を飲んだりして、体を温めましょう。
  • 無理な姿勢を避ける: 長時間同じ姿勢をとったり、前かがみになったりするのを避け、こまめに休憩を挟みましょう。
  • リラックスする: ストレスは、お腹の痛みを悪化させる可能性があります。音楽を聴いたり、アロマを焚いたり、リラックスできる時間を作りましょう。
  • ツボ押し: 仙骨や、合谷(ごうこく)などのツボを優しく押すことで、痛みを和らげることができる場合があります。
  • 姿勢の改善: 骨盤を立て、背筋を伸ばすことを意識しましょう。座るときはクッションなどを利用して、楽な姿勢を保ちましょう。
  • 適度な運動: 医師の許可を得て、軽いウォーキングなど、適度な運動を取り入れることも、痛みの緩和に役立つ場合があります。

医療機関を受診すべき場合

以下のような症状がある場合は、自己判断せずに、すぐに医療機関を受診しましょう。

  • 痛みがひどく、我慢できない場合: 我慢できないほどの痛みがある場合は、何か深刻な原因が潜んでいる可能性があります。
  • 出血がある場合: 出血は、切迫早産や、その他の異常のサインである可能性があります。
  • 破水した場合: 破水した場合は、感染のリスクが高まるため、すぐに医療機関を受診する必要があります。
  • 発熱がある場合: 発熱は、感染症や、その他の合併症のサインである可能性があります。
  • お腹の痛みが持続する場合: 痛みが数日以上続く場合や、徐々に悪化する場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
  • 赤ちゃんの動きが少ない場合: 赤ちゃんの胎動がいつもより少ない場合は、赤ちゃんの状態を確認するために、医療機関を受診しましょう。
  • その他、異常を感じた場合: 少しでも不安なことや、普段と違う症状を感じた場合は、遠慮なく医師に相談しましょう。

まとめ

妊娠後期のお腹の痛みは、多くの妊婦さんが経験する悩みです。原因を理解し、適切な対処法を行うことで、痛みを和らげ、安心して妊娠後期を過ごすことができます。自宅でのケアに加え、必要に応じて医療機関を受診し、医師の指示に従いましょう。日頃から、バランスの取れた食事、十分な休息、適度な運動を心がけ、心身ともに健康な状態で、出産の日を迎えましょう。ご自身の体調に気を配り、何か少しでも気になることがあれば、専門家へ相談してくださいね。

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