はじめに
インフルエンザにかかると、様々な症状が現れますが、その中でも「みぞおちが痛い」という症状を経験された方もいらっしゃるかもしれません。この痛みは、突然ズキッとくることもあれば、徐々に鈍く痛むこともあります。また、熱や咳といった他の症状と同時に現れることもあれば、みぞおちの痛みだけが強く出ることもあります。今回は、インフルエンザによるみぞおちの痛みがなぜ起こるのか、そして、ご自宅でできる対処法について、分かりやすく解説していきます。
考えられる原因
インフルエンザでみぞおちが痛くなる原因は、いくつか考えられます。
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筋肉の炎症や過度の使用: 咳が頻繁に出ると、腹部の筋肉に負担がかかり、炎症を起こすことがあります。また、嘔吐や下痢を繰り返すと、腹部の筋肉が緊張し、痛みを感じやすくなります。
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消化器系の不調: インフルエンザは消化器系にも影響を与えることがあります。吐き気や嘔吐、食欲不振などが原因で、胃酸過多になったり、胃腸の動きが悪くなったりすることで、みぞおちに痛みが生じることがあります。
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リンパ節の腫れ: インフルエンザウイルスに対抗するために、体のリンパ節が腫れることがあります。みぞおち付近にはリンパ節があるため、腫れによって圧迫感や痛みを感じることがあります。
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姿勢: インフルエンザ中は体力が低下し、姿勢が悪くなりがちです。猫背になったり、長時間同じ姿勢でいることで、みぞおち周辺の筋肉に負担がかかり、痛みが生じることがあります。
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脱水症状: インフルエンザによる発熱や嘔吐、下痢によって脱水症状を起こすと、体内の電解質のバランスが崩れ、筋肉の痙攣や痛みを引き起こすことがあります。
よくみられる症状
インフルエンザでみぞおちが痛い場合、以下のような症状が現れることがあります。
- 痛み: ズキズキとした鋭い痛みから、鈍い痛みまで、痛みの種類は様々です。
- 圧迫感: みぞおちが圧迫されるような、重苦しい感じがすることがあります。
- 吐き気: 消化器系の不調から、吐き気を感じることがあります。
- 食欲不振: 痛みのために食欲がなくなり、食事が摂りにくくなることがあります。
- 呼吸時の痛み: 深呼吸や咳をすると、みぞおちに痛みを感じることがあります。
- その他の症状: 発熱、咳、鼻水、倦怠感といったインフルエンザ特有の症状も同時に現れることがあります。
対処法と自宅でのケア
インフルエンザでみぞおちが痛い場合の、ご自宅でできるケアをご紹介します。
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安静にする: 無理な運動や活動は避け、体を休ませましょう。安静にすることで、体の回復を促し、痛みを軽減できます。
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温める・冷やす: 痛みの種類や状態に合わせて、温めるか冷やすかを選びましょう。温めることで筋肉の緊張が和らぎ、血行が促進されることで痛みが軽減されることがあります。冷やすと炎症を抑え、痛みを和らげる効果があります。
- 温める場合: 蒸しタオルや使い捨てカイロなどを患部に当ててみましょう。
- 冷やす場合: 氷枕や保冷剤をタオルで包み、患部に当てましょう。
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姿勢に気を付ける: 良い姿勢を保つように心掛けましょう。背筋を伸ばし、猫背にならないように注意してください。クッションなどを活用して、楽な姿勢を保つことも大切です。
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水分補給をする: 脱水症状を防ぐために、こまめな水分補給を心がけましょう。水やお茶、薄めたスポーツドリンクなどがおすすめです。
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消化の良い食事を摂る: 胃腸に負担をかけないよう、消化の良い食事を摂りましょう。おかゆ、うどん、煮物、ヨーグルトなどがおすすめです。
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市販薬: 痛みが強い場合は、市販の鎮痛剤を服用することもできます。ただし、用法・用量を守り、自己判断で服用しすぎないように注意してください。
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ストレスを減らす: ストレスは、体の不調を悪化させることがあります。リラックスできる時間を作り、心身ともに休ませるようにしましょう。
医療機関を受診すべき場合
以下の症状がある場合は、早めに医療機関を受診しましょう。
- 痛みが悪化する場合: 痛みが強くなる、または我慢できない場合は、医師の診察を受けましょう。
- 症状が長引く場合: 痛みが数日以上続く場合は、他の原因も考えられますので、医療機関を受診しましょう。
- 吐血や血便がある場合: 消化器系の異常が疑われるため、すぐに医療機関を受診してください。
- 呼吸困難がある場合: 呼吸が苦しい場合は、重篤な状態の可能性がありますので、すぐに救急車を呼ぶなど、適切な処置を受けてください。
- 意識障害がある場合: 意識がもうろうとする、または意識を失う場合は、緊急の医療処置が必要です。
まとめ
インフルエンザでみぞおちが痛い場合、様々な原因が考えられます。安静にし、水分補給、消化の良い食事を摂るなど、自宅でできるケアを行いましょう。ほとんどの場合、適切なケアと安静によって、症状は改善に向かいます。しかし、症状が改善しない場合や悪化する場合は、自己判断せずに医療機関を受診してください。インフルエンザの予防には、手洗いやマスク着用といった基本的な対策が大切です。日ごろから健康的な生活習慣を心がけ、インフルエンザにかからないように注意しましょう。