症状・原因・対処法を丁寧に解説

ランニングでおしりが痛い!原因と対策を徹底解説

はじめに

「ランニングでおしりが痛い!」と、つらい経験をしたことがある方は少なくないでしょう。この痛みは、ランニング中やランニング後に突然現れたり、徐々に悪化したりと、その症状の出方は様々です。ズキズキとした痛みや、鈍い痛みなど、痛みの種類も人によって異なります。また、痛み以外にも、熱っぽさや違和感などを伴う場合もあります。

ランニングでおしりが痛いイメージ画像

この痛みの原因を探り、適切な対策をすることで、快適なランニングライフを取り戻すことができます。今回は、ランニングでおしりが痛くなる原因、考えられる症状、そして自宅でできる対策について詳しく解説していきます。

考えられる原因

ランニング中やランニング後におしりが痛くなる原因は、いくつか考えられます。

  • 筋肉の損傷や使いすぎ: ランニングは、お尻の筋肉(大臀筋、中臀筋など)を酷使する運動です。過度なトレーニングや、準備運動不足、フォームの乱れなどによって、筋肉に負荷がかかり、損傷や炎症を起こすことがあります。
  • 外傷: 転倒や、何かにぶつかるなど、外的な衝撃によって、お尻の筋肉や組織が損傷することがあります。
  • 炎症: 筋肉や腱に炎症が起きることで、痛みが生じることがあります。
  • 神経痛: 坐骨神経など、神経が圧迫されたり、刺激されたりすることで、お尻に痛みや痺れが現れることがあります。
  • 慢性的な疾患: 変形性股関節症などの関節疾患や、腰椎椎間板ヘルニアなどが原因で、お尻に痛みが現れることもあります。
  • 環境要因: 長時間のデスクワークなど、同じ姿勢を続けることによる血行不良や、乾燥した空気、ストレスなどが痛みの原因となることもあります。
  • 生活習慣: 水分不足や睡眠不足、栄養バランスの偏りなど、生活習慣の乱れが、痛みを引き起こすことがあります。

よくある症状

ランニングでおしりが痛い場合、以下のような症状がみられることがあります。

  • 動作時の痛み: ランニング中だけでなく、歩行時や、椅子から立ち上がる時、階段を昇降する時など、お尻を使う動作で痛みを感じます。
  • 特定の動作で痛みが増す: 前屈や、お尻をひねる動作など、特定の動作で痛みが強くなることがあります。
  • 圧痛: お尻を触ると、特定の場所に痛みを感じることがあります。
  • 腫れや圧迫感: 患部が腫れたり、圧迫感を感じることがあります。
  • 可動域制限: お尻の筋肉が硬くなり、動きが悪くなることがあります。
  • 関連症状: 疲労感、微熱、皮膚の発赤など、他の症状を伴うことがあります。
  • 急な激痛や鈍い痛み: 突然激しい痛みを感じる場合や、徐々に鈍い痛みが増していく場合があります。

自宅でできる対策と対処法

ランニングでおしりが痛い場合の、自宅でできる対策と対処法をご紹介します。

  • 安静: 痛みが強い場合は、無理に運動をせず、安静にすることが大切です。
  • アイシング: 炎症を抑えるために、患部を冷やす(アイシング)ことが有効です。氷や保冷剤をタオルで包み、1回15~20分程度、数回行いましょう。
  • 温熱療法: 痛みが落ち着いてきたら、温めて血行を良くすることも効果的です。お風呂にゆっくり浸かったり、温かいシャワーを浴びたり、カイロなどで温めましょう。
  • ストレッチ: お尻や太もものストレッチを行い、筋肉の柔軟性を高めましょう。
    • お尻のストレッチ: 床に座り、片方の膝を立て、反対側の足にかけます。上半身をゆっくりと捻り、お尻の筋肉を伸ばします。
    • ハムストリングスのストレッチ: 床に座り、片方の足を伸ばします。上半身を前に倒し、太ももの裏側の筋肉を伸ばします。
  • マッサージ: お尻の筋肉を優しくマッサージすることで、血行が促進され、痛みの緩和につながります。
  • 姿勢の改善: 普段から正しい姿勢を意識しましょう。
  • 水分補給: 水分不足は筋肉の痙攣や疲労の原因となります。こまめな水分補給を心がけましょう。
  • バランスの取れた食事: 栄養バランスの取れた食事を心がけ、体の内側からケアしましょう。
  • 休息: 十分な睡眠をとることで、体の回復を促しましょう。
  • ランニングフォームの見直し: フォームが悪いと、特定の筋肉に負担がかかりやすくなります。専門家のアドバイスを受け、正しいフォームを身につけましょう。
  • クッション性の高いシューズの使用: クッション性の高いランニングシューズを使用することで、衝撃を吸収し、お尻への負担を軽減できます。
  • サポーターやテーピングの使用: 痛みが強い場合は、サポーターやテーピングを使用して、患部を保護することも有効です。

医療機関への受診を検討すべき場合

以下の症状がある場合は、自己判断せず、早めに医療機関を受診しましょう。

  • 痛みが数日以上続く、または悪化する場合: 自宅でのケアで改善が見られない場合や、痛みが悪化する場合は、専門家の診断を受ける必要があります。
  • 異常な分泌物や出血を伴う場合: 感染症や、他の病気の可能性も考えられます。
  • 他の部位への痛みや痺れの拡大、または強い神経痛を伴う場合: 神経系の疾患の可能性も考えられます。
  • 日常生活に支障をきたす場合: 歩行や、排泄など、日常生活に支障をきたす場合は、早急に医療機関を受診しましょう。
  • 高熱やその他の重篤な症状を伴う場合: 深刻な病気の可能性も考えられます。

まとめ

「ランニングでおしりが痛い」という症状は、原因や症状が人それぞれですが、適切な対策を行うことで、改善することが可能です。まずは、安静にし、アイシングや温熱療法、ストレッチなど、自宅でできるケアを試してみましょう。

ほとんどの場合、適切なケアと予防策で症状は改善しますが、痛みが続く場合や、悪化する場合は、自己判断せずに専門医に相談しましょう。

日頃から、正しいフォームでのランニングを心がけ、ストレッチや筋力トレーニングを取り入れ、十分な休息とバランスの取れた食事を心がけることで、ランニングを安全に、そして快適に楽しむことができます。

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