下痢をすると、おしりが痛くなることってありますよね。あの痛みは、本当に辛いものです。突然やってくることもあれば、徐々に痛みが増してくることもあります。場合によっては、熱が出たり、吐き気を感じたりすることもあるでしょう。今回は、なぜ下痢でおしりが痛くなるのか、その原因と、自宅でできる対処法について、分かりやすく解説していきます。
可能性のある原因
下痢とおしりの痛みには、さまざまな原因が考えられます。主なものとしては、以下の点が挙げられます。
- 刺激や摩擦: 下痢によって便が頻繁に、そして勢いよく肛門を通過することで、おしりの皮膚や粘膜に刺激が加わることがあります。これが痛みの原因となることがあります。
- 炎症: 下痢の原因となる感染症や、炎症性腸疾患(ただし、診断はできません)などによって、おしりの周辺に炎症が起こることがあります。
- 肛門周囲の皮膚の損傷: 便秘や硬い便によって肛門が傷ついている場合、下痢になるとさらに状態が悪化し、痛みを感じやすくなります。
- 生活習慣や食生活: 食生活の乱れ、過度のアルコール摂取、水分不足などは、下痢を引き起こしやすく、結果的におしりの痛みを悪化させる可能性があります。
- 過敏性腸症候群(IBS): IBSの方は、下痢や便秘を繰り返すことがあり、おしりの痛みも症状の一つとして現れることがあります。
これらの原因は、単独で発生することもあれば、複合的に関連していることもあります。
よくある症状
下痢とおしりの痛みには、さまざまな症状が伴うことがあります。主なものとしては、以下のようなものが挙げられます。
- 排便時の痛み: 排便時に、焼けるような痛みや、ズキズキとした痛みを感じることがあります。
- おしりのヒリヒリ感: 便意がなくても、おしりの皮膚にヒリヒリとした不快感を感じることがあります。
- 腫れや赤み: おしりの周りが腫れたり、赤くなったりすることがあります。
- かゆみ: 刺激によって、かゆみが生じることもあります。
- 関連症状: 下痢に伴い、腹痛や吐き気、食欲不振、発熱といった症状が現れることもあります。
症状の程度は、原因や個人の体質によって異なります。
自宅でできる対処法
下痢とおしりの痛みを感じた場合は、以下のような方法で、自宅で症状を和らげることができます。
- 清潔に保つ: 排便後はおしりを優しく洗い、清潔に保ちましょう。トイレットペーパーで強く拭くと、皮膚を傷つけてしまう可能性があります。
- 保湿: シャワー後やお風呂上がりには、おしりの皮膚を保湿しましょう。刺激の少ない、肌に優しい保湿剤を使用することをおすすめします。
- 冷やす/温める: 痛みがある場合は、冷たいタオルや保冷剤を使って冷やすことで、痛みを軽減できる場合があります。また、お風呂で温まることも、血行を促進し、痛みを和らげる効果が期待できます。ただし、熱いお湯は刺激になることもあるので注意しましょう。
- 水分補給: 下痢によって体内の水分が失われやすくなります。こまめに水分補給を行い、脱水を防ぎましょう。経口補水液や、薄めたスポーツドリンクもおすすめです。
- 食生活の見直し: 消化の良い食事を心がけましょう。刺激物や脂っこいものは避け、消化しやすいおかゆやうどんなどを食べるようにしましょう。
- 休息: 体を休ませ、無理な運動は避けましょう。
- 姿勢に注意: 便意を我慢したり、長時間同じ姿勢でいることは、症状を悪化させる可能性があります。
- 市販薬の活用: 痛みが強い場合は、市販の鎮痛剤を使用することもできます。ただし、用法・用量を守り、長期間の使用は避けましょう。
医療機関への受診を検討すべき場合
ほとんどの場合、自宅でのケアで症状は改善に向かいますが、以下のような場合は、医療機関を受診することを検討してください。
- 痛みが数日以上続く場合: 痛みが長引く場合は、原因を特定するために専門医の診察を受ける必要があります。
- 血便や異常な分泌物がある場合: 血便や、普段と違う分泌物が見られる場合は、重大な病気が隠れている可能性もあります。
- 激しい痛みや、広範囲にわたる痛みがある場合: 痛みが非常に強く、他の部位にも広がっている場合は、早急に受診しましょう。
- 高熱やその他の症状を伴う場合: 発熱や、激しい腹痛、嘔吐など、他の症状を伴う場合は、緊急性の高い病気の可能性があります。
- 日常生活に支障をきたす場合: 痛みがひどく、日常生活を送ることが困難な場合は、専門医に相談しましょう。
まとめ
下痢とおしりの痛みは、辛いものですが、ほとんどの場合、適切なケアで改善できます。今回の記事で紹介した原因や対処法を参考に、ご自身の症状に合わせてケアを行ってください。そして、もし症状が改善しない場合や、気になる症状がある場合は、我慢せずに医療機関を受診しましょう。
日頃から、バランスの取れた食生活や、十分な睡眠、適度な運動を心がけ、健康的な生活を送ることが、下痢やおしりの痛みを予防する上で大切です。