症状・原因・対処法を丁寧に解説

妊娠中に肩甲骨が痛い!原因と対処法を解説

はじめに

妊娠中は、体の様々な部分に不快な症状が現れることがあります。その中でも、妊娠中に肩甲骨が痛いという症状に悩む方は少なくありません。肩甲骨の痛みは、ズキズキとした痛みや鈍痛、時には刺すような痛みとして現れることがあります。突然痛み出すこともあれば、徐々に痛みが増していくこともあります。また、熱を伴う場合や、他の症状(吐き気など)と同時に現れる場合もあります。今回は、妊娠中に肩甲骨が痛いと感じたときに考えられる原因と、ご自宅でできる対処法について、分かりやすく解説していきます。

妊娠中の肩甲骨の痛みを解説

考えられる原因

妊娠中に肩甲骨が痛い原因は、様々なものが考えられます。以下に、主な原因をいくつかご紹介します。

  • 姿勢の変化: 妊娠中は、お腹が大きくなるにつれて姿勢が変化しやすくなります。反り腰になったり、猫背になったりすることで、肩や背中に負担がかかり、肩甲骨の痛みを引き起こすことがあります。
  • ホルモンの影響: 妊娠中はホルモンバランスが大きく変化します。リラキシンというホルモンは、関節や靭帯を緩める働きがあり、これが肩甲骨周りの筋肉や関節に影響を与え、痛みを引き起こすことがあります。
  • 筋肉の緊張: 妊娠中の体の変化に対応するために、筋肉は常に緊張状態にあります。特に、肩や首の筋肉が緊張しやすく、それが肩甲骨の痛みに繋がることがあります。
  • 内臓への影響: 妊娠による子宮の肥大化は、周囲の臓器を圧迫し、それが肩や背中の筋肉に影響を与えることがあります。また、逆流性食道炎などの症状が原因で肩甲骨に痛みを感じることもあります。
  • 精神的なストレス: 妊娠中は、体の変化や出産への不安など、精神的なストレスを感じやすくなります。ストレスは筋肉の緊張を促し、肩甲骨の痛みを悪化させる可能性があります。
  • その他の原因: 寝具との相性が悪い、長時間同じ姿勢での作業、冷えなども原因として考えられます。

よくある症状

妊娠中に肩甲骨が痛い場合、以下のような症状が現れることがあります。

  • 動作時の痛み: 腕を動かしたり、肩を回したりする際に痛みを感じることがあります。
  • 特定の動作で誘発される痛み: 飲み込み、体を曲げる、物を持ち上げるなどの動作で痛みが増すことがあります。
  • 腫れや圧痛: 肩甲骨周辺が腫れたり、触ると痛みを感じたりすることがあります。
  • 可動域の制限: 肩や腕の動きが悪くなり、可動域が狭くなることがあります。
  • 関連症状: 疲労感、微熱、赤みなどを伴う場合があります。
  • 痛みの種類: 突然の鋭い痛みや、徐々に現れる鈍い痛みなど、痛みの種類は様々です。

対処法と自宅でのケア

妊娠中に肩甲骨が痛い場合、ご自宅でできるケア方法があります。

  • 安静にする: 無理な運動や長時間の同じ姿勢を避け、安静に過ごしましょう。
  • 温める: 蒸しタオルや入浴などで肩甲骨周辺を温めると、筋肉がほぐれて痛みが軽減されることがあります。
  • 冷やす: 炎症が強い場合は、冷たいタオルや冷却シートなどで冷やすことも有効です。
  • 姿勢に気を付ける: 良い姿勢を保つように意識し、猫背や反り腰にならないように気を付けましょう。座るときは、背もたれのある椅子を使用し、クッションなどでサポートするのも良いでしょう。
  • 軽いストレッチ: 痛みのない範囲で、肩や首のストレッチを行いましょう。肩を回したり、首をゆっくりと傾けたりするストレッチは効果的です。
  • マッサージ: 専門家によるマッサージを受けるのも良いでしょう。妊娠中でも受けられるマッサージがあります。
  • 十分な休息: 良質な睡眠をとり、体を休ませましょう。寝具を見直すことも重要です。
  • 水分補給: 水分をこまめに補給し、脱水症状を防ぎましょう。
  • 食事: バランスの取れた食事を心がけ、栄養をしっかり摂りましょう。
  • サポーターやクッション: 姿勢をサポートするクッションや、肩甲骨を固定するサポーターなども、痛みの軽減に役立つことがあります。
  • 環境調整: 空調を適切に管理し、冷えすぎを防ぎましょう。

医療機関を受診するべき場合

妊娠中に肩甲骨が痛い場合、以下のような症状がある場合は、医療機関を受診しましょう。

  • 痛みが数日以上続く、または悪化する場合
  • 出血や異常な分泌物を伴う場合
  • 他の部位への痛み(腕や脚など)や激しい神経痛がある場合
  • 日常生活に支障をきたすほど痛みが強い場合
  • 高熱やその他の重篤な症状がある場合

まとめ

妊娠中に肩甲骨が痛い原因は様々ですが、適切なケアを行うことで症状を緩和することができます。今回ご紹介した対処法を参考に、ご自身に合った方法でケアを行いましょう。ほとんどの場合、適切なケアと休息によって症状は改善されます。しかし、痛みが続く場合や、悪化する場合は、我慢せずに医療機関を受診してください。日々の生活の中で、良い姿勢を心がけ、適度な運動を取り入れ、バランスの取れた食事と十分な睡眠をとるなど、予防的な対策も重要です。妊娠中の快適な毎日を過ごせるよう、ご自身の体調に耳を傾け、無理なく過ごしてください。

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