はじめに
赤ちゃんの「お腹痛い、泣く」という状況は、親御さんにとって非常に心配になるものです。特に新生児の場合、小さな体で一生懸命に訴えている姿を見ると、どうしてあげたら良いのか途方に暮れてしまうかもしれません。新生児がお腹痛いと感じる原因は様々で、痛み方も突然だったり、徐々に強くなったり、他の症状(発熱など)を伴うこともあります。この記事では、新生児がお腹痛くて泣く原因を探り、ご家庭でできる対処法や、医療機関への受診を検討すべきサインについて、わかりやすく解説していきます。赤ちゃんが少しでも快適に過ごせるように、一緒に学んでいきましょう。
可能性のある原因
新生児がお腹痛くて泣く原因は、いくつか考えられます。
- 消化不良: 母乳やミルクの消化がうまくいかないと、お腹にガスが溜まりやすくなります。げっぷやおならが出にくい場合にも、お腹が張ってしまい、痛みを感じることがあります。
- 便秘: 便秘も、新生児がお腹痛くて泣く原因の一つです。便が硬くなり排泄しにくくなると、お腹に違和感や痛みが生じます。
- 乳糖不耐症: 母乳やミルクに含まれる乳糖をうまく分解できないと、消化不良を起こし、お腹の張りや痛み、下痢を引き起こすことがあります。
- 疝痛(コリック): 原因が特定できないものの、夕方から夜にかけて激しく泣き、落ち着かない状態になることがあります。これは疝痛と呼ばれ、生後数週間から数ヶ月の赤ちゃんによく見られます。
- 感染症: 稀に、感染症が原因でお腹が痛くなることもあります。この場合は、発熱や嘔吐、下痢などの症状を伴うことがあります。
よく見られる症状
新生児がお腹痛い場合、以下のような症状が現れることがあります。
- 激しい泣き声: 原因が特定できないまま、激しく泣き続けることがあります。
- 顔をしかめる: お腹に不快感があると、顔をしかめたり、眉間にしわを寄せたりすることがあります。
- 足をバタバタさせる: お腹の違和感を和らげようと、足を激しく動かしたり、抱っこ紐やベビーカーから足を投げ出したりすることがあります。
- お腹を硬くする: お腹を触ると硬く感じることがあります。
- 吐き戻し: 消化不良を起こしている場合、ミルクや母乳を吐き戻すことがあります。
- 食欲不振: お腹が痛いと、食欲が低下し、ミルクや母乳をあまり飲まなくなることがあります。
- 便秘や下痢: 便秘や下痢を伴うこともあります。
解決策と家庭でのケア
新生児がお腹痛くて泣く場合、ご家庭でできるケアがあります。
- 姿勢の調整: 授乳後や泣き出した際に、赤ちゃんの姿勢を調整してあげましょう。縦抱きにしたり、お腹を下にして寝かせる(注意深く観察し、窒息に注意してください)と、ガスが出やすくなることがあります。
- お腹のマッサージ: 赤ちゃんの腹部を優しく時計回りにマッサージしてあげましょう。ガスを排出するのを助ける効果があります。
- 温める: 湯たんぽや温かいタオルを、お腹に当てて温めてあげましょう。ただし、低温やけどに注意してください。
- 授乳方法の見直し: ミルクの量を調整したり、授乳の間隔を空けたりすることで、消化不良を軽減できる場合があります。
- ミルクの変更: ミルクが原因と考えられる場合は、医師に相談の上で、乳糖不耐症対応のミルクを試してみるのも良いでしょう。
- 環境調整: 静かな環境で、赤ちゃんを落ち着かせましょう。抱っこしたり、優しく語りかけたりするのも効果的です。
- 母乳育児の場合の食事: 母親が消化しやすい食事を心がけることも重要です。刺激物や、ガスを発生しやすい食品は避けるようにしましょう。
医師の診察が必要な場合
以下の症状が見られる場合は、すぐに医師の診察を受けてください。
- 高熱: 38℃以上の熱がある場合。
- 嘔吐: 激しく嘔吐を繰り返す場合。
- 血便: 便に血が混じっている場合。
- 元気がない: いつもと様子が違い、ぐったりしている場合。
- 呼吸困難: 呼吸が苦しそうな場合。
- 症状の悪化: 家庭でのケアで改善が見られない場合、または症状が悪化する場合。
結論
新生児がお腹痛くて泣く原因は様々ですが、適切なケアと注意深い観察で、ほとんどの場合、症状を和らげることができます。消化不良やガスによる痛みであれば、姿勢の調整やお腹のマッサージ、温めなどで対応できます。 心配なことがあれば、遠慮なく医師や助産師に相談しましょう。日頃から赤ちゃんの様子をよく観察し、早めに異変に気づくことが大切です。赤ちゃんの健康を第一に考え、温かく見守り、愛情を持って接することで、きっと乗り越えられるはずです。