はじめに
生理が終わる間近、あるいは終わりかけの時期に性行為をすると「痛い」と感じることは、決して珍しいことではありません。この痛みは、人によっては突然ズキッと来たり、じわじわと痛みが増したり、あるいは他の症状(発熱など)を伴うこともあります。このページでは、生理終わりかけの性行為で痛みが生じる原因と、ご自身でできる対策、そして注意すべきポイントについて、わかりやすく解説していきます。
可能性のある原因
生理終わりかけの性行為で痛みを感じる原因は、いくつか考えられます。
- 体の変化: 子宮内膜が剥がれ落ちる過程は終わりつつありますが、まだ子宮や周囲の組織が敏感な状態であることが考えられます。
- 乾燥: 生理中は、膣の分泌液が少なくなりがちです。生理終わりかけの時期も、まだ潤滑が十分でない場合があり、摩擦によって痛みが生じやすくなることがあります。
- ホルモンバランスの変化: 生理前や生理中は、ホルモンバランスが大きく変動します。この変化が、痛みの感じ方に影響を与えることがあります。
- 炎症: 軽度の炎症が起きている可能性もあります。生理中は、子宮内膜が剥がれ落ちる過程で、軽度の炎症が起こりやすい状態です。性行為が、その炎症を悪化させる可能性もあります。
- 精神的な要因: ストレスや不安も、痛みを増幅させる可能性があります。生理に対する不安や、性行為への緊張感が、痛みをより強く感じさせることもあります。
よくある症状
生理終わりかけの性行為でよく見られる症状としては、以下のようなものが挙げられます。
- 性行為中の痛み
- 性行為後、しばらく続く痛み
- 下腹部の鈍痛
- 膣の乾燥感
- 軽い出血(生理の残り)
これらの症状は、個人差があり、症状の程度も人それぞれです。
対処法と自宅ケア
生理終わりかけの性行為による痛みを和らげるための、自宅でできる対策をご紹介します。
- 潤滑剤の使用: 膣の乾燥を防ぐために、性行為の際には、必ず潤滑剤を使用しましょう。水溶性またはシリコンベースの潤滑剤がおすすめです。
- 無理のない体位: 痛みが少ない体位を選びましょう。パートナーとコミュニケーションを取り、お互いに心地よい体位を見つけることが大切です。
- 休息とリラックス: 性行為後、痛みを感じたら、すぐに休息し、リラックスできる体勢をとりましょう。
- 温める: 下腹部を温めることで、血行が促進され、痛みが和らぐことがあります。お風呂に入ったり、温かいタオルでお腹を温めたりするのも良いでしょう。
- 水分補給: 水分を十分に摂取することで、体の組織が潤い、痛みが軽減されることがあります。
- 無理をしない: 痛みが強い場合は、無理をせず性行為を控えましょう。
- パートナーとのコミュニケーション: 痛みを我慢せず、パートナーに伝えましょう。お互いに理解し合い、無理のない性行為をすることが大切です。
- ストレス軽減: ストレスは痛みを悪化させる可能性があります。リラックスできる時間を作り、ストレスを軽減する工夫をしましょう。アロマテラピーや軽い運動なども効果的です。
- 食事: バランスの取れた食事を心がけましょう。ビタミンやミネラルを豊富に含む食品を積極的に摂取することで、体の調子を整えることができます。
医師への相談が必要な場合
以下の症状がある場合は、早めに婦人科を受診しましょう。
- 痛みが数日以上続く、または悪化する場合
- 性行為以外の時にも痛みがある場合
- 発熱や悪寒、吐き気などの症状を伴う場合
- 出血がひどい場合、または異臭を伴う場合
- 性行為中に、鋭い痛みや電気が走るような痛みを感じる場合
- 日常生活に支障をきたすほどの痛みがある場合
まとめ
生理終わりかけの性行為で痛みを感じることは、珍しいことではありません。原因を理解し、適切な対策を行うことで、多くの場合、症状を軽減することができます。潤滑剤の使用、無理のない体位、休息、リラックスなど、自宅でできる対策を試してみましょう。
ほとんどの痛みは、適切なケアと生活習慣の見直しで改善できます。ご自身の体をよく観察し、異変を感じたら、ためらわずに専門家(婦人科医)に相談してください。日頃から、バランスの取れた食事、十分な睡眠、適度な運動を心がけ、健康的な生活習慣を維持しましょう。