はじめに
「耳が痛い」と感じたことはありますか?それは、中耳炎かもしれません。中耳炎とは、耳の中の「中耳」と呼ばれる部分に炎症が起こる病気です。この痛みは、突然ズキッとくることもあれば、徐々にジンジンと痛くなってくることもあります。時には、熱が出たり、耳から液体が出たりすることもあります。心配になりますよね。この記事では、耳が痛い中耳炎について、その原因や症状、そしてご自宅でできることなど、分かりやすく解説していきます。
考えられる原因
耳が痛い中耳炎の原因は様々です。主なものをいくつか見ていきましょう。
- 感染症: 風邪やインフルエンザなどの上気道感染症が原因で、中耳に細菌やウイルスが侵入し、炎症を起こすことがあります。
- 耳管の機能不全: 中耳と鼻の奥をつなぐ耳管という管がうまく機能しないと、中耳内の圧力が調整できなくなり、炎症を引き起こすことがあります。
- アレルギー: アレルギー反応によって、中耳に炎症が起きることがあります。
- 喫煙: 受動喫煙を含む喫煙は、中耳炎のリスクを高めます。
- 環境要因: 気圧の変化(飛行機に乗ったときなど)や、水泳やシャワーで耳に水が入ることも原因となることがあります。
よくある症状
耳が痛い中耳炎には、次のような症状が現れることがあります。
- 耳の痛み: ズキズキとした痛みや、鈍い痛みが続きます。
- 発熱: 高熱が出ることもあります。
- 耳だれ: 耳から液体が出てくることがあります。
- 聞こえが悪くなる: 耳が詰まった感じがしたり、音が聞こえにくくなることがあります。
- 耳鳴り: キーンという音が聞こえることがあります。
- 平衡感覚の異常: めまいを感じることもあります。
- 頭痛: 痛みが頭に響くこともあります。
- 不機嫌になる: 小さいお子さんの場合は、不機嫌になったり、ぐずったりすることがあります。
ご自宅でできることと、安全な対処法
耳が痛い中耳炎の症状を和らげるために、ご自宅でできることがあります。
- 安静にする: 体を休ませることは、回復を早めるために重要です。
- 痛み止め: 市販の解熱鎮痛剤(アセトアミノフェンやイブプロフェンなど)で痛みを和らげることができます。用法・用量を守って使用しましょう。
- 耳のケア: 耳を清潔に保ちましょう。耳掃除は、耳垢を奥に押し込んでしまう可能性があるため、綿棒での過度な耳掃除は控えましょう。耳の外側を優しく拭く程度にしましょう。
- 温湿布: 患部に温かいタオルを当てると、痛みが和らぐことがあります。ただし、熱すぎるものは避けてください。
- 十分な水分補給: 水分をしっかり摂ることは、体の免疫力を高めるのに役立ちます。
- 禁煙: 喫煙者は禁煙し、周囲の人も受動喫煙を避けるようにしましょう。
- 鼻をかむ際は片方ずつ: 鼻をかむときは、片方の鼻の穴を塞ぎ、もう片方から優しくかむようにしましょう。強くかむと、中耳に圧力がかかり、症状を悪化させる可能性があります。
- 食事: 消化の良いものを食べ、刺激の強いものやアルコールは控えましょう。
医師の診察を受けるべきサイン
ほとんどの中耳炎は、適切なケアで改善しますが、以下のような場合は、すぐに医師の診察を受けてください。
- 痛みが数日以上続く、または悪化する場合:
- 高熱が出たり、吐き気や嘔吐がある場合:
- 耳から出血や膿が出ている場合:
- 聴力が著しく低下した場合:
- 強い頭痛や、首が硬くなるなど、他の症状を伴う場合:
- 平衡感覚に異常がある場合:
結論
耳が痛い中耳炎は、誰にでも起こりうる一般的な病気です。原因と症状を理解し、適切なケアをすることで、症状を和らげ、回復を早めることができます。ご自宅でのケアに加え、気になる症状がある場合は、早めに医師に相談しましょう。日頃から、手洗いやうがいを励行し、バランスの取れた食事と十分な睡眠を心がけるなど、健康的な生活習慣を送ることで、中耳炎を予防することができます。