症状・原因・対処法を丁寧に解説

肩が上がらない!痛い!原因と自宅でできる対策を徹底解説

はじめに

「肩が上がらない」「痛い」という症状でお悩みの方はいませんか?日常生活に大きな支障をきたすこの症状は、突然現れることもあれば、徐々に悪化することもあります。痛み方も、ズキズキとした鋭い痛み、鈍い痛み、肩全体が重苦しい痛みなど、人それぞれです。さらに、発熱を伴う場合もあれば、全く他の症状がない場合もあります。この記事では、「肩が上がらない」「痛い」という症状の原因を探り、ご自身でできる対策や、医療機関への受診を検討すべきタイミングについて、わかりやすく解説していきます。

肩が上がらない痛み

考えられる原因

肩が上がらないほどの痛みには、様々な原因が考えられます。以下に、主な原因をいくつかご紹介します。

  • 外傷やケガ: 転倒やスポーツ中の事故などによる肩の打撲、捻挫、脱臼などが考えられます。
  • 筋肉の過度な使用や酷使: 重いものを持ち上げたり、長時間のデスクワークなどで肩の筋肉が疲労し、炎症を起こすことがあります。
  • 炎症や感染症: 肩関節周囲炎(五十肩、四十肩など)や、肩の腱鞘炎、滑液包炎など、炎症が原因で痛みが起こることがあります。また、まれに細菌感染などが原因となる場合もあります。(※医学的な診断を与えるものではありません)
  • 神経に関連する痛み: 頚椎(首の骨)の異常や、神経の圧迫などが原因で肩に痛みが生じることがあります。
  • 慢性的な疾患: 関節リウマチ、変形性関節症などの慢性的な疾患が原因で、肩に痛みが生じることもあります。また、胃酸の逆流(逆流性食道炎)が関連することもあります。
  • 環境要因: 空気が乾燥している環境や、悪い姿勢での作業、精神的なストレスなどが、肩の筋肉を緊張させ、痛みを引き起こすことがあります。
  • 生活習慣: 水分不足や睡眠不足、運動不足なども、肩の痛みを悪化させる要因となります。

よくある症状

「肩が上がらない」「痛い」場合に現れる症状は、人によって異なりますが、以下のようなものが一般的です。

  • 動作時の痛み: 腕を上げたり、回したりする際に痛みが生じます。
  • 特定の動作による痛み: 物を掴んだり、持ち上げたり、あるいは飲み込んだり、体をひねったりする際に痛みが増強されます。
  • 腫れや圧痛: 肩関節やその周辺に腫れや圧痛が見られることがあります。
  • こわばりや可動域の制限: 肩が動かしにくくなり、可動域が狭くなることがあります。
  • 関連症状: 疲労感、軽度の発熱、赤みなどが伴うこともあります。
  • 急な激痛や鈍い痛み: 突然の激しい痛みや、徐々に悪化する鈍い痛みなど、痛みの種類も様々です。

自宅でできる対策と解決策

「肩が上がらない」「痛い」という症状を和らげるために、ご自宅でできる対策をいくつかご紹介します。

  • 安静にする: 痛みが強い場合は、無理に動かさず、安静にすることが大切です。
  • 冷湿布や温湿布: 痛みの程度や状態に合わせて、冷湿布または温湿布を使用します。
    • 冷湿布: 急性期の痛みや炎症がある場合は、冷湿布で患部を冷やすと、痛みを和らげ、炎症を抑える効果が期待できます。
    • 温湿布: 慢性的な痛みや筋肉の凝りがある場合は、温湿布で患部を温めると、血行を促進し、筋肉の緊張をほぐす効果が期待できます。
  • 姿勢の改善: 悪い姿勢は肩への負担を増やします。正しい姿勢を意識し、長時間のデスクワークの場合は、こまめな休憩を取り、ストレッチを行うようにしましょう。
  • ストレッチ: 痛みが落ち着いてきたら、無理のない範囲で肩や肩甲骨を動かすストレッチを行いましょう。
    • 肩回し: 肩を前後にゆっくりと回します。
    • 肩甲骨寄せ: 両肩を後ろに引き、肩甲骨を寄せるようにします。
    • 壁を使ったストレッチ: 壁に手をついて、肩や腕を伸ばすストレッチを行います。
  • 食事と水分補給: バランスの取れた食事を心がけ、十分な水分補給を行いましょう。特に、ビタミンやミネラルを豊富に含む食品を積極的に摂取することがおすすめです。
  • 生活習慣の見直し: 睡眠時間を確保し、適度な運動を取り入れ、ストレスを溜めないように心がけましょう。
  • 環境要因の対策: 空調の効きすぎによる冷えや、長時間の同じ姿勢など、肩の痛みを悪化させる環境要因を改善しましょう。
  • サポートツールの活用: 痛みが強い場合は、アームスリングなどのサポートツールを使用することで、肩への負担を軽減できます。

医療機関への受診を検討すべきタイミング

多くの場合、適切なケアを行うことで症状は改善しますが、以下のような場合は、医療機関を受診することをおすすめします。

  • 痛みが数日以上続く、または悪化する場合: 自宅でのケアで改善が見られない場合や、痛みが悪化する場合は、専門家の診断を受ける必要があります。
  • 出血や異常な分泌物を伴う場合: 感染症の可能性も考えられますので、すぐに医療機関を受診しましょう。
  • 他の部位への痛みやひどい神経痛: 痛みが肩だけでなく、腕や手に広がったり、激しい神経痛を伴う場合は、早急な診断が必要です。
  • 日常生活に支障をきたす場合: 服を着る、食事をするなどの日常的な動作が困難になる場合は、医療機関での治療が必要です。
  • 高熱やその他の重篤な症状を伴う場合: 発熱、吐き気、嘔吐などの症状を伴う場合は、緊急性の高い病気の可能性も考えられますので、直ちに医療機関を受診しましょう。

まとめ

「肩が上がらない」「痛い」という症状は、様々な原因で起こりますが、多くの場合、適切なケアを行うことで改善が期待できます。原因を理解し、ご自身でできる対策を実践しながら、必要に応じて医療機関を受診することが大切です。良い姿勢を心がけ、適度な運動を行い、バランスの取れた食事を摂るなど、日々の生活習慣を見直すことで、痛みの予防にも繋がります。ご自身の症状と向き合い、積極的に改善に向けて取り組んでいきましょう。

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