はじめに
「インフルエンザかな?」と思って熱を測ったら、なんだか歯も痛い…そんな経験はありませんか?インフルエンザにかかると、全身の倦怠感とともに、歯や歯茎に痛みを感じることがあります。この痛みは、ズキズキとした痛みや、鋭い痛み、あるいは鈍い痛みなど、人によって様々な形で現れることがあります。また、発熱などの他のインフルエンザ症状と同時に現れることもあれば、歯の痛みだけが先行して現れることもあります。 今回は、インフルエンザに関連して歯が痛いと感じる原因と、ご自宅でできる対処法について詳しく解説していきます。
考えられる原因
インフルエンザの際に歯が痛くなる原因はいくつか考えられます。
- 体内の炎症: インフルエンザウイルスは、体内に炎症を引き起こします。この炎症が、歯茎や歯の神経に影響を与え、痛みを生じさせることがあります。
- 免疫力の低下: インフルエンザにかかると、免疫力が低下します。これにより、普段は症状が出ないような、軽度の歯の炎症や虫歯が痛みを引き起こしやすくなることがあります。
- 筋肉の緊張: インフルエンザによる発熱や体の痛みから、顎や顔の筋肉が緊張し、歯に痛みを感じることがあります。また、歯ぎしりの癖がある方は、症状が悪化しやすくなることもあります。
- 乾燥: インフルエンザ中は、鼻詰まりなどによって口呼吸になりやすく、口内が乾燥しやすくなります。口内が乾燥すると、歯茎や歯が刺激を受けやすくなり、痛みにつながることがあります。
- 副鼻腔炎との関連: インフルエンザは、副鼻腔炎(蓄膿症)を併発することがあります。副鼻腔炎が歯の根元に炎症を起こし、歯痛を引き起こすこともあります。
よくある症状
インフルエンザの際に歯が痛い場合、以下のような症状が現れることがあります。
- ズキズキとした痛み: 歯の奥や歯茎に、ズキズキとした鈍い痛みを感じることがあります。
- 鋭い痛み: 食べ物を噛んだり、冷たいものや熱いものが歯に触れたりしたときに、鋭い痛みを感じることがあります。
- 歯茎の腫れ: 歯茎が赤く腫れ、触ると痛みを感じることがあります。
- 歯の浮いた感じ: 歯がグラグラしているような、浮いた感じがすることがあります。
- 頭痛: 歯の痛みと同時に、頭痛を感じることがあります。
- 発熱や全身の倦怠感: インフルエンザの一般的な症状である、発熱や体の倦怠感を伴うことがあります。
- 鼻詰まりや咳: インフルエンザの症状として、鼻詰まりや咳、喉の痛みなどを伴うこともあります。
ご自宅でできる対処法
インフルエンザで歯が痛い場合、ご自宅でできる対処法をいくつかご紹介します。
- 安静にする: まずは、無理をせずに安静にすることが大切です。十分な休息と睡眠を取り、体力の回復に努めましょう。
- 水分補給: 水分をこまめに補給し、脱水を防ぎましょう。
- 歯磨き: 歯磨きは、優しく丁寧に行いましょう。歯ブラシの毛先を歯茎に当てすぎないように注意し、歯磨き粉の使用量も控えめにしましょう。
- うがい: こまめにうがいをし、口内を清潔に保ちましょう。
- 冷やす: 歯が痛む部分を冷やすことで、痛みを和らげることができます。冷たいタオルや保冷剤をガーゼで包んで、患部に当てましょう。
- 食事: 刺激の少ない柔らかいものを食べましょう。熱いものや冷たいもの、甘いものや酸っぱいものは避け、消化の良いものをゆっくりと食べましょう。
- 市販の鎮痛剤: 痛みが強い場合は、市販の鎮痛剤を使用することもできます。ただし、用法・用量を守り、必要に応じて薬剤師に相談しましょう。
- 姿勢: 頭の位置を高くして寝ることで、顔への血流を良くし、痛みを軽減できる場合があります。
- 加湿: 空気が乾燥していると口内も乾燥しやすくなります。加湿器を使用するなどして、湿度を保ちましょう。
医療機関を受診すべき場合
以下の場合は、医療機関(歯科医院や内科)を受診するようにしましょう。
- 痛みがひどく、日常生活に支障をきたす場合: 痛みが強く、食事や睡眠が困難な場合は、早めに受診しましょう。
- 痛みが数日以上続く場合: 痛みが数日以上続く場合は、何らかの異常が起きている可能性があります。
- 歯茎からの出血や膿: 歯茎から出血したり、膿が出たりする場合は、感染症の可能性も考えられます。
- 高熱やその他の重篤な症状を伴う場合: 高熱や呼吸困難、意識障害などの症状がある場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。
- 顔の腫れ: 顔が腫れている場合は、何らかの炎症が起きている可能性があります。
- 症状が改善しない場合: ご自宅での対処法を試しても症状が改善しない場合は、専門家の診断を受けるようにしましょう。
まとめ
インフルエンザによる歯の痛みは、炎症や免疫力の低下、筋肉の緊張など、様々な原因で起こります。多くの場合、適切な休息とご自宅でのケアで症状が改善しますが、痛みがひどい場合や長引く場合は、専門家の診断を受けることが大切です。普段から、バランスの取れた食事や十分な睡眠、口腔ケアを心がけ、インフルエンザなどの感染症にかからないように予防することも重要です。 「インフル 歯 が 痛い」と感じたら、まずは焦らず、ご自身の症状を観察し、適切な対処を行いましょう。